お馬鹿恋愛



私のため?



ヤバいと言うような龍の顔。



でもそれよりも私の顔のほうがヤバいと思う。



…だって嬉し過ぎるよ。



あの子の為に変えたんだと思ってたし…。



「~っ…忘れろ。」


無理だよ。



嫌でも顔がニヤける。




「私は…どんな龍でも好きだよ。」



「え…?」




「龍、大好き!!」



ずっと自分の中に溜め込んでいた言葉。


今なら言えるよ?




「…馬鹿。俺だって好きだし。

…付き合ってくれますか?玲奈さん?」



「なにそれー。

……でもまぁ、はい。」




叶わないと思ってた恋だった。



でも、それはただのすれ違い。



私は馬鹿で不良でどうしようもない龍が大好きです!!


    Fin



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