お馬鹿恋愛



…。



なんで今日に限って目の前に玲奈がいるんだよ。



シカトするか…。



いや、頑張るんだった…



「おい!!」


声をかけた……はずだったのに玲奈は走り出した。



「は!?」


絶対逃げたよな。


なんだよ、あいつ。


…いいや。どうせ教室に行けば会うんだろうし…。



「……なんで逃げてんだよ。」



再び玲奈に声をかけた。



今回はちゃんと振り向いた。



……瞬間、


「な…なにその格好!?」



叫び出した。


ほら、雫、どうすんだよ。


お前のせいだ。





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