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「なんでって…」
「すばる、エスパー!?」
「アホか。あおいが分かりやすすぎんだよ。つか、テーブル拭け」
「ちょっ「えぇ~!?あおい、学校の先生のことが好きなの!?」
あたしの声を遮って、興奮して喋るお母さんの口から散らし出された秋刀魚があたしの顔に見事にかかった。
「…お母さん、とりあえず落ち着いて。秋刀魚かかるから」
顔をティッシュで拭きながら言うあたし。
「だって学校の先生に恋なんて!禁断の恋じゃな~い!興奮しちゃうわ~!」
「母さんが興奮することじゃねーだろ」
黙々とご飯を食べながら言うすばる。
…まあ、確かに。
「名前は?なんていう先生?」
「えっ…」
顔が一気に熱くなる。
親に好きな人の話するのって、なんか恥ずかしい…。
相手、先生だし。