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「じゃあ、教室でちょっと待ってて。終わったら呼びに行くから」


「はーいっ!」


元気よく返事をして、ルンルン気分で3年1組の教室に向かった。


教室は誰もいなくて閑散としていた。

窓の外からは、野球部やサッカー部の掛け声が聞こえてくる。



あたしは自分の席に座ってうつ伏せになった。


先生、早く仕事終わらないかな~…。

教師ってやっぱり忙しいのかな…。


早くドライブしたい…。










◇◆◇◆


はっ!

あたし寝てた!?



あたしはいつの間にか眠っていたらしい。


窓の外は星が見えるほど暗くなっていて、時計を見たら7時を少し過ぎたとこだった。




え!?もう7時過ぎ!?

先生…まだ~!?

早く終わらせるって言ったじゃ~ん!

先生のバカ~!





「小林、遅くなって悪い!」

そこに調度良く、先生が来た。

先生は走って来たのか、息切れしていた。


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