χ=s2


「で!?告白してどうだったの!?」

お母さんは目をキラキラさせながら聞いてきた。

…きっとうまくいったことを期待してるんだろうな。

禁断の恋だわー!とかって。



でも、実際は…。






先生に告白したときのことを思い出す。


先生の返事はYESかNOで答えると、NOだった。


でも、あたしはずっと先生を好きでいるって決めて…。


まだまだあたしの片想い。




結果的には、あたし…フラれたんだよね。



う…。

ちょっと泣きそう。




「…あおい?」

お母さんがちょっと心配するようにあたしを見る。


「ご、ごちそうさま!」

お母さんの質問を無視して、あたしは逃げ出すように2階へ上がり、自分の部屋に向かった。


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