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あぁ…。
やっぱり先生に頭撫でられるの好きだなぁ。


幸せ~…。


「…へへへ」


「ぷっ、すげー間抜けな顔!」

先生はそう言いながら、あたしの両頬をつまんで軽く引っ張った。


「ふぇ、ふぇんふぇ~、いひゃい~(せ、先生~、痛い~)」

は、恥ずいよ~!


あたしがそう言うと、先生は笑いながら離してくれた。


「も~!ほっぺた伸びてブサイクになっちゃうじゃないですか~!」


「大丈夫だって。かわいいかわいい」

先生はハハハと笑いながら言って、あたしの頭をくしゃくしゃと撫でた。


え…。

かわいい?

せ、先生、今かわいいって言った!?

きゃーーー!





……でも、待って。


一瞬、すごく嬉しくなって舞い上がったけど…なんか、まるっきり子供扱い…?


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