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そりゃ先生から見たらあたしなんて子供だろうし…今みたいに甘やかすようにしてくれる先生も好きだけど…。
子供扱いしてほしくないっ…!
「小林?どした~?急にムスッとして」
不思議そうにあたしを見ながら聞く先生。
「…だって、先生、あたしのこと子供扱いなんだもん」
下を向きながらボソッと呟くと、先生は一瞬きょとんとして、プッと吹き出した。
「あははははは!そんなことで拗ねんなよー」
そう言ってあたしの頭をわしゃわしゃと撫でる。
「す、拗ねてないもん!」
う…。
なんか、あたし子供っぽい…。
子供扱いしないでとか言ってるあたしが、自分で子供っぽいことしてるし…。
そんな自分が、惨めで情けなくなる。
「別に子供扱いしてるわけじゃねーよ?」
俯いて落ち込むあたしに、先生が諭すように優しい声で言った。
「…本当?」
顔を上げて先生を見る。
先生はフッと笑って
「ほんと」
と、目を細めて優しく微笑みながら言った。