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百合に若干怖さを覚えつつ、あたしは今日の放課後も先生のとこへ向かった。


昨日いきなり帰っちゃったしね。

まぁ、夕飯のこと忘れてたあたしが悪いんだけど…。


ｶﾞﾗｶﾞﾗ


｢失礼しまーす｣

入室の挨拶をしながらつま先立ちになって先生の席を覗いた。


あ、いた！

今日は…桜井もいない！

やった～♪


桜井が居ないことと先生の姿を確認すると、あたしは先生の席まで駆け寄り、笑顔で話し掛けた。


｢せーんせ♪｣


｢………あぁ｣

いつもより低い声で返事をする先生。



…あれ？
なんか先生、元気ない？
ていうか、機嫌悪い？


｢…先生？どしたの？｣

なんか、怖い…。



｢……お前さ、俺のことからかってんの？｣


｢え？｣

…からかってる？

あたしが？先生を？

？？？

…意味がわからない。


あたしは意味が分からず黙っていると、先生は静かに言葉を続けた。


｢彼氏いるくせに、俺に好きとか言うなよ｣