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…え?
「先生…今なんて言った?」
あたし…期待しちゃっていいのかな?
先生も、あたしのことが好きだって。
…期待しちゃうよ?
あたしはどんどん増していく心拍数を抑えながら聞いた。
「…もう言わねー」
「えぇー!!」
先生はまだ顔を伏せていて、どんな表情をしているのか分からない。
でもきっと、照れた顔をしてるんだと思う。
そう考えると、顔がニヤけてくる。
「ねぇ先生~、もっかい言ってよー!」
あたしは駄々をこねる子供のように先生の肩を揺らしながら言った。
「先生ってばー!もっかいさっきの…きゃっ!」
先生は急に起き上がり、あたしの手首を掴んで自分のほうへ引き寄せた。
あたしはバランスを崩し、先生の胸にダイブ。
先生はそんなあたしをしっかり抱き止めてくれて、後頭部と背中に回された腕にギュッと力が入ったのが分かった。
…あたしの心臓は爆発寸前だった。