私の彼氏は秘密の彼氏
「ありがと・・・」

キュッ

私はショコラを優しく包んだ。

「夢ーっ!大丈夫!?」
朝ちゃんが走ってくる。

「あ・・うん」
ニッコリ笑って返事が言えた。

「あの~・・この人、ダレ?」

朝ちゃんが言った。ショコラを指差して。

あわわ・・!そっか!どうしよう!ショコラ人間の姿だっ!

「あの・・私が探してた、翔って言うの・・」

「アレ?探してたのショコラじゃなかったけ?」
不審そうに私を見る。

「間違ったの!!翔って言いたかったのに・・ショコラって・・」

「あ・・そうなの・・」

「俺ショコラだよ―――」

馬鹿!お前は人間の時は翔なの!
「あはは・・面白い人だね・・」

苦笑いの朝ちゃん・・
バレてないよね・・・・?
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