Dear E
苛立ちをぶつけ続けた子どもな私を貴女はいつからか怖がり、避けるようになりましたよね。
自分がそうさせたのに
実際そうなると
周りにはそのことで安心して喜んでいるように見せていても
心の中では悲しかったしどうしたらいいのか考えていました。
だけど用事で近付いてきてもどうしても普通に出来ず苛立ち、ひどく当たってしまうような日々が続いていました…。
許してもらえるはずがないと、貴女を避けるようになっていきました。
お互いが用事以外では近付かなくなったころ、
貴女とよく話していた人が私に話してくれました。
だけどどうしても素直に言えずに関係ないと話を終わらせました。
私がその場所を離れなくてはいけないことに気付いたとき、
それが貴女と毎日のように当たり前に会える生活も終わるのだとわかって焦りました。
周りで一部の人には貴女に恋していること以外でどう思っているかを素直に話すようになりました。
素直に言えない私だけど
少しでも貴女に伝わればいいと思って…。
そのころから少しずつ普通に話せるようになっていきましたよね。
周りと同じように貴女を呼ぶのがいやで
せめて呼び方だけでも特別がよかった。
だからあだ名をつけたんです。
名前ではないけど貴女だとわかるあだ名を。
いろいろ言って普通に呼ぶようになったのに
周りでもその呼び方で呼ぶ人が出来てきた。
いやだったんです。
呼び方だけでも特別にって思っていたのに他の人が同じように呼ぶこともそれに貴女が反応することも。
言えるはずもなかったけど時々その苛立ちが態度に出て困らせてしまいましたね。
理由も言えないで適当に理由をつけてましたけど。
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