プリンセスと学園の法則


「幸村さん、俺を湊くんだと思って?」



……えぇ!!!
あたしの心読まれた!



「うん」



それからは注意されることもなかった。



――緒方くん悪い人じゃなさそう。




「今日の練習は終わりです。次は明後日になりますのでちゃんと来て下さいね?」




「「「は~い」」」




あたしは早速湊の所に行こうとした。



「あッ!!幸村さん待って」


「…緒方くん?」



「あのさ、携帯番号とメールアドレス教えてくれない?」




う~ん…
どうしよう?




「おい!!バカ梨緒」



「湊~?」



「何してんだよ!!
行くぞ!」



湊は緒方くんを睨み付けてあたしの手を強く引っ張った。





< 125 / 224 >

この作品をシェア

pagetop