プリンセスと学園の法則
「ごめん、コイツ炭酸で酔ってるみたいだから、保健室連れてくわ」
「え…??あたし酔ってな「うるせぇ…梨緒は黙ってろ!」
湊はあたしを軽々と持ち上げお姫様抱っこする。
「あッ!!ちょ、待て~~~~!!!」
「まぁまぁ、たまにはこーゆうのもいいんじゃないですか?」
怒る店長??とそれを落ち着けてる友菜の姿が見えた。
友菜、ありがとう。
「よっしゃ!!行くか?」
「どこ行くのー?」
「んー?
ひ・み・つ」
「そうだ!
まず、降ろしてよね」
「あぁ。わりぃ」
ようやく解放されたあたしに湊は手を差し出す。
そして、その大きな温かい手を迷わず握り返す。
この瞬間にいつも感じる
『あぁ、特別な存在なんだな』って――……