プリンセスと学園の法則
「あの子はなかなかの男だよ。
梨緒もお礼を言っておきなさい。
じゃあ父さんはもう行くからな?
湊くんにもよろしく言っておいてくれ」
「うん、分かった!」
お父さんが帰ってからあたしは湊を探しに向かった。
……と言っても宛なんて無くて、
携帯にかけても繋がらない。
「はぁ~…どうしよ?」
そんな時…
『二時より〇〇ステージで劇、眠り姫をやります。
出演する方は集まってください』
「ヤバイ……
あたし劇に出るんだ。
行かないと!!」
そう言えば湊も出るんだよね?
だったら、もういるのかも…。
そう思ったあたしは、少し小走りでステージに向かった。
「あ!!みぃ?
湊ってもう来てる?」
「梨緒~~久しぶりぃ!!
会いたかったぁ♪」
久しぶりに会ったみぃはいきなり抱きついてきた。
「湊クンならまだ来てないけど?
珍しく一緒じゃないんだ?」
まだ来てないんだ…。
※ちなみにみぃは妖精役で出演します。
眠り姫と言っても、この学園オリジナルなのでね♪