プリンセスと学園の法則


"妖精でも何でも来いやぁ!!"


って感じな劇…。




「あ!!主役来たよ!!

早くしなきゃ~、主役は衣装とかメイクするの大変なんだから!」




「あ、はい…」



湊がまだ来ていないってことに、気分は下がる。



乗り気じゃないけどしょうがなく着替えに入った。



………数分後………



「着替え終わりま…「え!?まだ来てないの!?!?」



更衣室から外へ出ると何だか騒がしかった。



気になったあたしは見ィに聞いてみる。



「ねぇねぇみぃ、この騒ぎは何??」



「あ、梨緒~!!

実はね、湊クンまだ来てないの。
どうしちゃったんだろうね?何かあったのかなぁ~」



まだ来てない??


あたしとお父さんが会う前までは確かに一緒にいたのに……


どうしたんだろう?




不安は胸の中で広がってゆく。




「本番まで五分前です!!」



「皆、集まって~」



あたし達は舞台袖に集められた。


「皆知ってると思うけど湊クンがまだ来てないの。

だから劇は湊クンなしでやるわ。
湊クンのセリフは飛ばして構わないわ」





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