プリンセスと学園の法則
そう思ったら答えは決まった。
嫌でも我慢しなきゃ……
覚悟を決めて目を閉じたとき――…
「貴様、姫から離れろ!!」
――なに…?
「そいつは偽者です。
遅くなってすみません。
お迎えに上がりました、姫」
どう…なってんの??
何で湊が?
「今までわたくは、敵と戦っておりました。
全てはそいつの仕業でしょう」
ボロボロになった湊はあたしに"合わせろ"と視線を送ってくる。
「あなたが本物の王子なのですね?」
「はい。作用でございます」
「ずっと姫が目覚めるのを待っておりました」
その瞬間あたしは湊に抱き締められ、
次に気ずいたときにはキスをされていた。
優しくて甘い
とろけるような
突然のキス
それからは何もなく進んでいき、
内容は変わっちゃったけど、会場は大盛り上がりで
終わった時にはたくさんの拍手が聞こえた。