プリンセスと学園の法則


そう思ったら答えは決まった。




嫌でも我慢しなきゃ……



覚悟を決めて目を閉じたとき――…





「貴様、姫から離れろ!!」


――なに…?



「そいつは偽者です。

遅くなってすみません。
お迎えに上がりました、姫」




どう…なってんの??
何で湊が?



「今までわたくは、敵と戦っておりました。
全てはそいつの仕業でしょう」




ボロボロになった湊はあたしに"合わせろ"と視線を送ってくる。




「あなたが本物の王子なのですね?」



「はい。作用でございます」



「ずっと姫が目覚めるのを待っておりました」




その瞬間あたしは湊に抱き締められ、

次に気ずいたときにはキスをされていた。




優しくて甘い

とろけるような

突然のキス




それからは何もなく進んでいき、

内容は変わっちゃったけど、会場は大盛り上がりで

終わった時にはたくさんの拍手が聞こえた。





< 139 / 224 >

この作品をシェア

pagetop