プリンセスと学園の法則


そう考えたら、抵抗したいのに出来なくて


あたしは光に体を預けていた――…




「俺だったら、こんな風に泣かせない
悲しませない……」






好きな人を想う痛みって
こんなに痛いんだ?



ねぇ湊?



どうしてあたしを連れ戻しに来てくれないの?



あたしの事もう嫌いになった?



最近のあたしたち……


駄目だね。





「あたし、なんか駄目なとこ…
あるのかな?
だから湊は――…」




「もう喋るな」



「えっ??
――……んッ…」




――キス?
されてる?


誰に?



緒方くん…光に?



あたしが?



「そーゆー事は言うなよ。歯止め効かなくなる!
これでも抑えてんだぞ?」



「ご…ごめん///」




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