プリンセスと学園の法則



あたしたち……

意外と普通に話せてるじゃん?




「「あのさ!!」」




「あ、湊から先いいよ?」



「サンキュー、さっきはごめんな?
……千世から全部聞いた」



「いいよ。それよりあたしも…ごめんね?」




「じゃあ仲直りだな!!」




「うん!」



すると湊は、『仲直りのキス』
と言ってあたしに優しく、口付けをした。



「もぉ///」



そのあとは何度も何度も…角度を変えてキスの嵐!!




「恥ずかしぃ……」



「梨緒かわいー♪真っ赤だな?」



冬の冷たい風が吹いた。



けど、あたしたちの熱いキスで寒さなんて、

欠片も感じなかった。





「梨緒、好きだ」




「あたしも――…」





そしてまた二人の影は重なったのだった。







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