プリンセスと学園の法則
こうしてあたし達は繁華街へと足を運んだ。
「うげッ……人多い…」
「あったり前でしょ!?
クリスマス目前なんだから♪」
あたしはみぃに手を引かれお店に入った。
「ぅーん…湊くんは何がいいかなぁ??
ほら、梨緒が考えないと!!」
湊のイメージ、か……
何が似合うんだろ??
「あ!!そうだ☆」
「何か思い浮かんだの?」
「うん!!買ってくるからみぃはここで待ってて」
あたしはこのお店を出てアクセサリーショップへ行った。
湊にはやっぱり、恰好いいシルバーリングとか似合いそうだな♪
自分の物を買うんじゃないのに、
なんだか嬉しくて…
『どんな反応してくれるだろう?』
『喜んでくれるかな?』とか
あたしの心はそんなんで一杯だった。