プリンセスと学園の法則
お店についてどれにしようかしばらく見ていた。
――これ似合いそう♪
いや、でもこっちもいい!!
あッ!!これも恰好いい♪
たくさんありすぎて目移りしちゃうあたし。
そしたらいつの間にかあたしの隣には店員さんが……!!
「いらっしゃいませ、何かお探しですか??」
「あ…はい!クリスマスプレゼントを――…」
「でしたらこちらなんてどうでしょう??
今、一番人気の物で、今日在庫が届いたばかりなんですよ?」
確かに恰好いい。
けど……
けどそれじゃあいけない。
あたしが決めなきゃ!
「あぁーー!!」
その時、あたしの視線はある一点に留まった。
「これ!!これ下さい!」
キラキラ輝いてるリング。
それはまるで湊その物みたいだった。
「ふふ♪良いものが見つかって良かったですね。
きっと彼氏さんも喜びますよ」