プリンセスと学園の法則


――次の日――



「みぃ~!昨日はごめんねぇ」


そう、あの後すぐにみぃから、

『ごめん!!用事できたから先に帰るね』

とメールが来た。




「全然いいよぉ♪それよりいいの見つけた??」



「………一応…見つけたのかな??」



「何で疑問系!?(笑)」



「だってだって……実はね――……」



あたしはアルバイトの事をみぃに教えた。




「さっすが梨緒!
――…って誉めるわけないでしょーー!!!

もう!お金なかったなんて笑い話にもならないよぉ☆
あたしに言ってくれれば貸したのに!」


みぃの優しい言葉が胸にじんわり染みた。



「みぃ~ありがと!
でもそれじゃダメなんだぁ…
自分のお金じゃなきゃ意味ないでしょ?♪」


なんて…
ちょっとクサすぎ??



「恰好つけちゃってぇ♪
湊くんもこんなに思われてるなんて幸せ者ね!
で、バイトはいつから??」




「今日からだよ♪」






< 168 / 224 >

この作品をシェア

pagetop