プリンセスと学園の法則


風邪は引いちゃったけど、“クリスマス”と言う特別な日は

あたしの心の中に残る大切な思い出に変わっていく。


今、この一秒一秒があたしの大切な人生の一部なんだ。




「梨緒、ケーキ食べようぜ?」



「うん♪」





「ほら、あーん♪」


「は!?何言ってんの?はずいし///」




ケーキくらい自分で食べれるのに
湊は『食べさせる』と言って聞かない。



多分あたしが風邪引いてるからだと思うけど……



「じゃあ食わないの?」


「いぢわる」


「知らなかった?」



やっぱり湊は……

Sだ。完全にSだ!!!




あたしが勝てるはずもなく、諦めて食べさせてもらうことにした…。




「最初からそうすればいいのに」



「今日だけだからね!!」



「はいはい(笑)」



楽しんでる……
絶対。


なんか怖い……



だって、湊って一回ハマるとやり続けるんだもん…



ハマったらきっと毎日『あ~ん♪』生活だよ!!



恐ろしすぎる……






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