プリンセスと学園の法則
あまりにも真剣だったから、困らせちゃいけないって思った。
それに、湊の愛が伝わったから…
これ以上の我儘なんて言えない。
「分かった…
でもひとつだけ約束して?」
「約束?」
「ちゃんとあたしのとこに戻ってきて?それで、“一番”に会いに来て?」
「うん、絶対一番に会いに行くよ」
涙は見せない、サヨナラをする時まで……
「絶対…絶対、約束だからね」
「分かってる、俺が約束守んない男だと思ってんのか~?」
「思ってなーい!湊は約束守れる男だもんねっ♪」
二人で向き合いクスッと笑って軽いキスを交わした。
「まさか湊と付き合う事になるなんてなぁ♪」
「ん?俺じゃ不満だと?」
「全~然!ただ、あたしが転入した時の第一印象最悪だったし?」