プリンセスと学園の法則
「……で、どうなのよ?」
「いぃ…いるわけないじゃん?」
アタシが今関わったことのある男子と言えば、ナイト達と寮長くらい。
「そう言うみぃはどうなの?」
「あ…アタシは……いないよ////」
――んん???
怪しいですなぁ…。
顔真っ赤にして俯くこの仕草……
絶対怪しい~~~!!!!
「嘘はやめようね~♪
で、誰なの???」
「え???だ…誰って///」
もう!!焦れったい!
こうなったら、手当たり次第言ってくしかない♪
「葉瑠?」
「違うよぉ」
何て言って『アハハ』と笑っている。
「湊?」
「違う」
さっきと同じ反応。
「玲音???」
「違う違う」
またもや同じように笑う。
「う~ん…寮長かぁ???」
「――////」
あ…もしかして図星???
みぃって………
分かりやす~!!!!
明らかに前の三人とは違う反応。
「もうみぃったらぁ♪アタシ協力するから!!!」
「えぇ///絶対、内緒にしててね?」
「うん!!!」
こうして固い約束を交わしたアタシとみぃ。
もう前には大きい学園があった。
つくの早いな~。
まぁそれもそうか?
寮から数分の距離だしね。