プリンセスと学園の法則


「そっかぁ…ありがとう!!あたしもそろそろ学園行くね?」


「バイバイ」

玲音と喋りすぎて遅刻ギリギリのあたしは走って学園へ向かった。



でも今日は授業がない。


ダンスの練習をするんだ。


「梨緒遅い!!!」


「ごめん…!!」


早速あたしと葉瑠は練習を始めた。


1…2…3…4…


スローテンポの曲に合わせて、葉瑠にエスコートされながら踊るあたし。


やっぱり難しい!!


慣れないヒールで足はグラグラする。


葉瑠との距離が近くて、ドキドキが止まらない。


あたしの心は最近葉瑠に傾き始めてる…。



「梨緒、なに考えてるの?ちゃんと俺を見て?」


「あ…うん。ごめんね?」

って言ったってちゃんと直視できないよぉ~。



てゆうか、葉瑠の顔が近ずいてきてるような気がするのは気のせい~???



< 39 / 224 >

この作品をシェア

pagetop