プリンセスと学園の法則
「そっかぁ…ありがとう!!あたしもそろそろ学園行くね?」
「バイバイ」
玲音と喋りすぎて遅刻ギリギリのあたしは走って学園へ向かった。
でも今日は授業がない。
ダンスの練習をするんだ。
「梨緒遅い!!!」
「ごめん…!!」
早速あたしと葉瑠は練習を始めた。
1…2…3…4…
スローテンポの曲に合わせて、葉瑠にエスコートされながら踊るあたし。
やっぱり難しい!!
慣れないヒールで足はグラグラする。
葉瑠との距離が近くて、ドキドキが止まらない。
あたしの心は最近葉瑠に傾き始めてる…。
「梨緒、なに考えてるの?ちゃんと俺を見て?」
「あ…うん。ごめんね?」
って言ったってちゃんと直視できないよぉ~。
てゆうか、葉瑠の顔が近ずいてきてるような気がするのは気のせい~???