プリンセスと学園の法則
あたしは次の日みぃと一緒にショッピングに出かけた。
今日は日曜日で学園は休み。
「梨緒ー!!!これ超可愛い!」
店内は外の暑さに比べ、天国のように涼しい。
さっきまで死にそうになっていたみぃ。
なのに今は……
テンション高ッ!!!!
そんなみぃが面白ろくてついつい笑ってしまった。
「あ、梨緒ーアイスが売ってる♪食べようよぉ?」
「はいはい」
なんかあたしはみぃの保護者気分だな。
なーんて思いながらバリエーション豊富なアイスに迷う。
「あたしは、“チョコレートディスコー”」
優柔不断なあたしと違ってみぃはすぐ決めていた。
「うーん―…
じゃあ、あたしは“ストロベリーミルフィーユ”」
明るい店員さんが、大きなコーンにアイスをのせていくのをジッと見るあたし達。
「はい、どうぞー」
あたしとみぃはイスに座ってアイスを食べた。
冷たいクリームが喉を通る。
「「ん~、おいしー!!!」」
イチゴとミルフィーユのサクサクしたパイがマッチしている。
それから、あたしのアイスとみぃのアイスを一口ずつ交換して、
ガールズトークに花を咲かせたあたし達は夢中で恋の話をした。