プリンセスと学園の法則
謎の転校生
季節は秋。
木々たちが綺麗に色ずいていた。
「ん~、スッキリ起きれたぁ♪」
あたしはいつものように、着なれた制服に袖を通した。
今日は久しぶりに一人で登校することにしたんだ。
「す、すみません!!」
「はい?」
そこには一人の男子生徒。
「僕、ダンスパーティの時、プリンセスのドレス姿に一目惚れしました!!」
「…ごめんなさい!!
でも、友達ならいいですよ?」
「は、はい!!
友達になって下さい///」
最近はこんな告白が増えた。
あたしは男子に手を振って、その場を離れようとした。
けど、あり得ない音が聞こえたんだ…
耳を疑いたくなるような…
そんな音が。