プリンセスと学園の法則
あたしは保健室に行くと言って授業をサボった。
「はぁー…」
って、こんなのあたしらしくないよぉ。
「幸村梨緒さん、こんなところでおサボり?
随分と不良になったものね?」
誰!?
クルッと振り向くと…
「みぃ??」
「もう、梨緒のバカ!!!
一人で考えないであたしに相談してよ!」
みぃ…
「ごめんね…
ありがとう!!」
心配してくれてたんだ。
あたしとみぃは屋上から景色を見ながら話した。
「たしか、その鐘鳴らしたのって瑠流チャンだよね…??」
「うん…」
「こんなこと、初めてだからなぁ。
でも梨緒はさ、プリンセス続けたいんでしょ?」
「続けたい!」
「だったら戦うしかないよ!!
梨緒なら勝てる。
あたしだって、ナイトの皆だって梨緒のみかただよ!!」
「みぃ゙~~!!」
「りお゙~~!!」
こうしてあたし達は抱き合った。(※レズじゃないよ!)
友達がいることであたしは強くなれた。
楽しくなれた。
友達ってこんなにも大きな存在なんだ…
大切な人。
あたしの周りにはたくさんいる。
「よ~し!!あたし、戦うよ!」