プリンセスと学園の法則
「――お前とはもう終わってたし、気持ちには答えられないと思ったからだよ…」
二人の過去は分からないけど会話を聞いて、
何となく感じること…
きっと、瑠流チャンは湊の事が好きなんだね。
「……たしは、あたしの中ではまだ終わってないよ!!
あの日からずっと――…
湊だけを探してたのに」
瑠流チャンの目は、真っ直ぐだった。
きっとこれが本当の姿。
純粋で普通の女の子。
あたしはこのままじゃいけないと思った。
なにも答えない湊。
「もう……いいよ」
瑠流チャンの目にはたくさんの涙が溢れんばかりに溜まっていた。
それからそのまま部屋を飛び出した。
あたしは瑠流チャンが出ていったのを確認して湊の部屋に向かった。
「入るよ?」