お姫様扱い?嫌なんですけど!!

私が姫…??



空も暗くなり
誕生日会は終わりに近づく。



「さ、そろそろ終わりにしましょう」

お母さんが残ったケーキや
クラッカーを片付けながら言った。


「……」

私はあれから一言も
しゃべっていない。

ひたすらブスっと
窓の外を見つめ続ける。


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