彼氏想い
「でも...朝練は?」

「あ~。何か...
今日の練習よく分かんなくて...
今、先公会議始まって
暇してたトコ。」

「そうなんだぁ~。」

あたしは、納得して頷いた。

「あ、サッカーしてるトコ
音早に見せた事ねぇよな?」

「うん。」


あたしが答えると、

殊輝は、リフティングとか

色々見せてくれた。

初めて見たサッカーやってる殊輝の姿。

少し見たことあるけど...

やっぱり上手い。

変わってない。

「すごぉいっ!」

あたしが言うと

殊輝は、とびっきりの笑顔を見せてくれた。


―...

でもね...?

この時のあたし...

すっごく嫌な予感がして...

すっごく苦しかったんだよ...?

―...


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