彼氏想い
「音早...?」

嫌な予感ばかり考えてボーっと

してたあたしに

殊輝の声が聞こえた。

「...え?あ、ごめんっ!」

あたしは、とっさに答えた。

「別に良いけど...
あ、考え事してた?」

殊輝は、笑いだした。


「わ...笑うなっ!
あたしだって考え事くらい...
毎日こうやって会えたらなぁ~って...」


「音早って...
マジで純粋なんだなっ!
普通にそういう事思えるとか...
俺的にそういうの嬉しいっ!」


殊輝がまた笑った。


とびっきりの笑顔で笑った。


―これがあたし達。


あたしが真っ直ぐ殊輝に気持ちを伝えて...


殊輝がそれを聞いて笑顔になる。


そして...

殊輝の笑顔から

あたしに殊輝の想いが伝わる。


こんな、あたし達の今が

あたしは、大好きなんだ。


けど...


やっぱ一番は...

殊輝と...

殊輝の笑顔。

言葉よりも気持ちが伝わってる。

きっと...

殊輝は...

笑顔に

たくさんの想いや

優しさを入れてくれるからだよね?


だから、あたしは...

いつも真っ直ぐ気持ちを伝える事が出来るんだよ?






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