彼氏想い
「音早っ!」

殊輝の声が聞こえた。

「来週の今日は、
俺からメールするからっ!
....どうだ?これで
楽しみ増えただろ?
だから頑張ろうなっ!」

殊輝の精一杯の言葉。

「じゃあ!
明日から...
お昼あたしから誘うし...
お弁当も作ってくる!
これで殊輝の楽しみも増えたでしょ?
頑張ろうねっ!
部活も頑張ってっ!
メール楽しみに待ってるからっ!」

あたしは、涙を止められなかった。


「マジっ!?
音早の弁当マジたのしみっ!
俺も楽しみに待ってるっ!
俺...頑張るからっ!
音早も頑張れよっ!
じゃあなっ!」


「うんっ!」


再び...

あたし達は、帰り道を歩きだした。




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