さくらの季節



休みが終わった




いつもの朝が始まる




ジャージに着替えてジョギング




毎日この時間は一番楽しみだったのに




今はちょっと苦しい




男子と合流する間すごーく複雑な気分で待っていた




笑わなきゃ




笑顔…




笑顔…




昨夜、南が言ってくれた




「辛い時ほど笑い飛ばそうよ」




「笑ってたらきっといいことがあるから」




「さくら。沢山泣いた分笑ってね」





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