さくらの季節
13*竜二との時間
こっそり寮を抜け出したことに私の心臓はドキドキいってる
車に乗って少しホッとしている
「よっ。さくら見つからへんかったか…」
竜二がニッコリ微笑んでこっちを見てる
「うん。大丈夫。でも南が急に言うからびっくりしたよ」
「南がさくらが元気ないから気分転換に連れだしてくれって」
一生懸命笑ってたけど南と二人の時は勝手に涙が出てたから
南にはいつも心配掛けてるね
南には甘えさせてもらってばかりだね
南‥本当にありがとう
私は心の中で呟いた