Real進行形
・・・ハイタッチ!?
心臓がドキドキ言ってて止まりません。
森本をチラ見。
別に・・・変化なし。
あ~あ、やっぱり深い意味はないんやろうなぁ。
でもきっと、この体育祭でハイタッチをした女子はウチのみのはず。
とか思って自分を元気づける。
でもこの行為のおかげで、ウチの中での森本はすごく大きくなった。
もういいや。
変な意地やめよ。
ウチ森本が好きや。
と、妙に納得。
一人で百面相でもしていたのだろうか。
親友の彩夏が声をかけてきた。
彩夏はウチの中ですごく大きな存在。
ベタベタした友達関係じゃない。
あまりお互いのことを話したりはしない。
かと言って、全く知らないわけでもない。
一緒に居れさえすれば安心する。
それは、幼稚園から知っているという年月からきているのかもしれない。
「・・・メアド、送ったろうか」