Real進行形
「そんな親、心配性なん?」

「ん〜いや、たぶん挑戦状…」

「!?」

「遊がちゃんと時間通りに帰せるか、ためしてるだけ」

「…そんな信用ないんか、俺σ(^_^;)?」


そうやって困った顔した遊を見て、ウチは思わず笑ってしまった。


「そんな深く考えんでも大丈夫。ウチの家、挨拶と最低限の礼儀と約束守れる男だったら大丈夫やから」

「そうなん?」

「やし、まぁ気にせんといて」

「お〜。でも今日はちゃんと帰すしな」

「あはは笑」


映画の後はお昼ご飯。

近くのガ●トにウチらは入った。
頼んだものは、遊がカルボナーラでウチがハンバーグの玉子のせ単品。笑
なんで単品にしたかって言うと…


「ごめん遊、ちょっと待ってな」

「ええで。ゆっくり食べ」

ただでさえ食べるのが遅いウチ。
それにご飯なんか付けたら…時間がもったいないわ。
店は結構静かで、遊と二人なんや〜って改めて思ってしまった。
< 44 / 86 >

この作品をシェア

pagetop