Real進行形

「5時にここ出るんじゃなくて、5時着やねんな?」
「うん」

「っということは…あと3時間ぐらいか?」


お昼を食べ終わった時、すでに1時。
電車の時間を考えると4時過ぎには帰り始めないとならない。

あんまり気にしないようにしたけど、この時ばかりは親を恨んだ。


「じゃ〜その辺、ブラブラしよか。オソロのやつも探さなあかんし」

「そやね〜」


ここに来る前、ウチらは予め何かオソロの物を買おうと決めていた。
その物はというと、遊の意見が採用されプリクラ帳にすることに。
なんでも遊のお兄ちゃんがプリクラ帳を持っているらしく、見せてもらったことがあるらしい。
中身は歴代の彼女達がズラッと…
それはウチも見てみたいと思ったけど、ウチ以外の女の子もいずれ貼られたりするんかなぁ?とも思う。
面白そうなので、即決定。
けど…
いざオソロとなると難しい。
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