被害妄想彼氏
原澤くんと遊ぶ約束の日。
私と原澤くんは地元のファミレスで会う事になり、彼は先に席についていた。
「変わったな~前川」
私が席につくと、原澤くんは会話を始める。
「そうかな。原澤くんは変わってないよ」
普通――――!!
普通すぎる!
普通すぎて喜ぶのは世界で私だけなんじゃないかと感じるくらい。
「そうだよ。可愛くなった。」
わお。
「えへっありがとう!」
私は肩を少し上げてお礼を言った。
『普通』なのが嬉しくてテンションが上がる。
「ところでさ~前川は彼氏いるの?」
「うん。…一応」
「一応?」
原澤くんは、少し眉間にシワを寄せた。
「変わった奴でねー、もうほんと破天荒というか、天然ボケなのか、本人自覚してないのが一番イタイ」
私はお冷やを口に含んだ。
「そんなに嫌なら別れればいいじゃん」
……別れる?いや、そこまでは…。
「そして俺と付き合おう!」
………。
えええええ!!
私は吉本新喜劇の様なすっころび方をして椅子から落ちた。
「俺、中学生の時から前川の事が好きだったんだ!!」
うっそ~~~~ん。
「今の彼氏に不満があるなら、俺にしなよ!絶対俺の方が楽しいって!」
…え、ああ。そう。
私はあっけにとられていた。
まさか原澤くんが私のこと好きだったなんて…。
…ん?あそこにいるのは??
私は今店に入ってきた人を見つめた。
私と原澤くんは地元のファミレスで会う事になり、彼は先に席についていた。
「変わったな~前川」
私が席につくと、原澤くんは会話を始める。
「そうかな。原澤くんは変わってないよ」
普通――――!!
普通すぎる!
普通すぎて喜ぶのは世界で私だけなんじゃないかと感じるくらい。
「そうだよ。可愛くなった。」
わお。
「えへっありがとう!」
私は肩を少し上げてお礼を言った。
『普通』なのが嬉しくてテンションが上がる。
「ところでさ~前川は彼氏いるの?」
「うん。…一応」
「一応?」
原澤くんは、少し眉間にシワを寄せた。
「変わった奴でねー、もうほんと破天荒というか、天然ボケなのか、本人自覚してないのが一番イタイ」
私はお冷やを口に含んだ。
「そんなに嫌なら別れればいいじゃん」
……別れる?いや、そこまでは…。
「そして俺と付き合おう!」
………。
えええええ!!
私は吉本新喜劇の様なすっころび方をして椅子から落ちた。
「俺、中学生の時から前川の事が好きだったんだ!!」
うっそ~~~~ん。
「今の彼氏に不満があるなら、俺にしなよ!絶対俺の方が楽しいって!」
…え、ああ。そう。
私はあっけにとられていた。
まさか原澤くんが私のこと好きだったなんて…。
…ん?あそこにいるのは??
私は今店に入ってきた人を見つめた。