被害妄想彼氏
修司くんと知り合って初めての休みの日、由梨×慎二カップルとダブルデートをすることになった。
場所は遊園地。
「何乗る?何乗る?」
慎二くんがはしゃぐ。
「やっぱりここはジェットコースターでしょう!」
一人で言って、一人で決めてるし。
「修司くん、絶叫系大丈夫?」
慎二くんはああだし、私と由梨も大丈夫だし。
修司くんはどうなんだろう?と思い、聞いたら…。
「……ふっ」
修司くんがなにか、私を馬鹿にしたような笑いをする。
「な、なに?」
「キミは本当の絶叫を知らないんだね。」
……なに、いきなり?
「絶叫とは、絶望の淵に立たされて、初めて言えるもの!あんなちゃっちい乗り物で絶叫と言るほど俺は楽な人生ではなかった」
…なんか語りだしたし。
「ごめんなー真知子ちゃん、こいつ、今まで悲惨な人生を送ってたせいか、ちょっと性格ねじまがってんねん」
悲惨な人生ってどんなだよ。
私はそれをあえて聞かず、ジェットコースターに乗ることにした。
「シートベルトをお締め下さい」
係員さんの指示に従い、私達はシートベルトを締めた。
………が。
修司くんのベルトだけが、なかなか締まらなかった。
「あれ?おかしいな?」
修司くんは必死にベルトを締めている。
その時、修司くんが、ハッとしたような顔をした。
「お客様、締めましょうか?」
係員さんが手伝おうとした。
「さわるにゃあ!!!!」
……にゃあ?
場所は遊園地。
「何乗る?何乗る?」
慎二くんがはしゃぐ。
「やっぱりここはジェットコースターでしょう!」
一人で言って、一人で決めてるし。
「修司くん、絶叫系大丈夫?」
慎二くんはああだし、私と由梨も大丈夫だし。
修司くんはどうなんだろう?と思い、聞いたら…。
「……ふっ」
修司くんがなにか、私を馬鹿にしたような笑いをする。
「な、なに?」
「キミは本当の絶叫を知らないんだね。」
……なに、いきなり?
「絶叫とは、絶望の淵に立たされて、初めて言えるもの!あんなちゃっちい乗り物で絶叫と言るほど俺は楽な人生ではなかった」
…なんか語りだしたし。
「ごめんなー真知子ちゃん、こいつ、今まで悲惨な人生を送ってたせいか、ちょっと性格ねじまがってんねん」
悲惨な人生ってどんなだよ。
私はそれをあえて聞かず、ジェットコースターに乗ることにした。
「シートベルトをお締め下さい」
係員さんの指示に従い、私達はシートベルトを締めた。
………が。
修司くんのベルトだけが、なかなか締まらなかった。
「あれ?おかしいな?」
修司くんは必死にベルトを締めている。
その時、修司くんが、ハッとしたような顔をした。
「お客様、締めましょうか?」
係員さんが手伝おうとした。
「さわるにゃあ!!!!」
……にゃあ?