被害妄想彼氏
「そんな事ないよ。お似合いだよ」


私にはそれしか言えなかった。
慎一さんがどんだけ激しいSプレイをするのかは、興味ある。


「またいつでも話聞くから!」


Sプレイの話を。


「真知子ちゃん!」


………なんじゃあ??


「来てくれてありがとう」


……ああ…うん。それはいいんだけど……。


「その格好……何?」


修司くんは、18世紀のフランス人の様な格好をしている。
その後ろで慎二くんが爆笑している。


「椿からのお土産」


ああ……留学の…。
シュミわりぃな…。


「何か言った?」


ハゲ天使。


「……いえ」


「お前、キッショイなぁ!なんつぅ格好してんねん!!」


慎一さんは驚いていた。


「…まぁ、ええわ。ホラ、これプレゼントや。」


慎一さんでもプレゼントとかするんだ…。


「ありがとうございます」


ガサッ


袋を開けると、そこには、エロビデオが……しかも、SMの。
そして、袋の底にはヒモが。


「それで真知子を縛れ」


おいおい、何てことを言うんだ。


「ありがとうございます」


お礼ゆっちゃったよ!
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