女子高生夏希のイケメン観察記
「何から話したらいいのかな?
奏が高校時代生徒会長で、俺が副会長だったあたりかなぁ」
懐かしそうに、智さんが目を細めた。
なんてゴージャスな生徒会役員なのかしら。
想像しただけでときめいてしまう。
「うちの高校ってちょっと変わっててさ。
二年生が生徒会執行部なの。三年生はもう、引退して勉強に集中してくださいーってシステムなのさ。
だから、一年生が入ってきたときには当然、奏が生徒会長、俺が副会長。
そこに押しかけてきたのが新入生の久遠ってわけ」
「押しかけて?」
なんとなく想像がつくけれど、それでも目を丸くせずには居られない。
「そう」
「生徒会役員になりたいって?」
言いそうだもん。
俺に仕切らせろって、さ。
「いや」
面白そうに笑うと、ごくりと智さんが湯飲みの中のお茶を飲む。
「一緒に霊を倒しましょうって」
……はい?
あまりな話の展開に、私の目は丸を通り越して点になる。
奏が高校時代生徒会長で、俺が副会長だったあたりかなぁ」
懐かしそうに、智さんが目を細めた。
なんてゴージャスな生徒会役員なのかしら。
想像しただけでときめいてしまう。
「うちの高校ってちょっと変わっててさ。
二年生が生徒会執行部なの。三年生はもう、引退して勉強に集中してくださいーってシステムなのさ。
だから、一年生が入ってきたときには当然、奏が生徒会長、俺が副会長。
そこに押しかけてきたのが新入生の久遠ってわけ」
「押しかけて?」
なんとなく想像がつくけれど、それでも目を丸くせずには居られない。
「そう」
「生徒会役員になりたいって?」
言いそうだもん。
俺に仕切らせろって、さ。
「いや」
面白そうに笑うと、ごくりと智さんが湯飲みの中のお茶を飲む。
「一緒に霊を倒しましょうって」
……はい?
あまりな話の展開に、私の目は丸を通り越して点になる。