永遠の絆
それにしても翔が何で居ないのか不思議だ。
ホストなんて夜なのに何で居ないの?もしかして昨日あたしの所為で放棄したから何かあったのかな?
そんな事を思いながら、ふとテーブルに目を向けると一枚の紙切れとビニール袋が目に入った。
その紙に手を伸ばし、自分の胸へと引き寄せる。
「…番号、」
そこには080から始まる11桁の番号が書かれてあった。
電話しろって事なのかな?番号以外、何も書かれていない。
さすがに無視して帰る訳にもいかないか…、勝手に寝てたんだし。
とりあえず電話だけでもしようと思い、ソファーの上に置かれていた鞄の中から自分の携帯を取り出した。