永遠の絆
何でキスすんの?
何で抱き締めんの?
何でそんなに優しくすんの?
あたしの頭ん中は分からない事だらけ。
聞きたい事は山ほどあるのにあたしの口は閉じたままで素早く首を横に振り、翔の腕から手を離した。
「…んだよ」
鼻でフッと笑い、あたしの頭をクシャっと撫でる。
シャツに腕を通す翔を見ながら「月曜、来てもいい?」と、あたしは声を漏らした。
「あぁ」
翔はゆっくりあたしを身構え、優しく笑みを漏らす。
ほんの少しでもいい。
ほんの少しでも翔の顔を見れるのなら…
ほんの少しでも翔の身体に触れるのなら…
あたしはこのままでもいいと思った。