永遠の絆
そんな些細な夢が今では大きくなっていて、留学したいと言う夢に変わっていた。
英語はペラペラ話せるって感じじゃない。高校だって本当は行きたくなかった。
だって、お金がかかるから。
でも留学する為には高校に行って少し学ぼうと思っただけだ。
どっちにしろ金は必要なんだけど…。
幼い時、ママに言ったあたしの夢がいつの間にか今ではママを苦しめていた。
時たま思い出したかの様に、ふとママはあたしに言ってくる。
“お金は大丈夫よ。美咲、留学していいよ”
その言葉が今となってはあたしに大きくのしかかる。
その為もあって、ママは生活費、ローン、あたしの事。全て含めて朝から夜まで働いている。
だから、あたしがいつの間にか苦しめてた。