永遠の絆

あちらこちらから輝きだす光が眩しくて思わず目が眩みそうになった。


色々な感情と色々な記憶が頭の中を支配する中、手に握り締めているお金を無造作に鞄の中に突っ込む。


このホテル街から抜け出す為、あたしは早く足を進ませた。


OL、サラリーマン。

恋人同士…


さらに、あたしと同じく中年と歩く女子高生。


一人で歩くホテル街は自棄に周りから視線を浴びる。

制服だからだろうか。まぁ、別にそんな事はどうでもいい。


だけど、帰りも一緒になんてありえない。

お金を貰ったら、あたしはそれだけでいい。


ただ、

それだけでいいんだ…

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