永遠の絆

「ってか、何で葵は知ってんの?」

「パパの会社に雑誌があったから…。何か社員の人が好きなんだって」

「ねぇ!!あの人、何て名前?何処の店?」


つい張り上げてしまったあたしの声に葵はビックリして目を見開きあたしを見つめる。


「ちょ、美咲どーしたの?」

「あっ、ごめん。でっ、知ってる?」

「えっ…っと、…名前なんだっけ?」


葵は顎に手をそえ首を傾げながら翔に目を向け、あたしは葵の言葉を待った。

本当に翔はホストなんだろうか…。じゃあ、トビは何?と考えてた時、


「ごめん、思い出せない。けど一番高級クラブだったと思うよ、店は…」


葵は本当に翔がホストっぽい言い方をしてきた。




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