封印せし記憶
制服を着替え、ベッドに寝転んでいた和弥は今日のことを苦々しく思い出していた。
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なんで付いて行ったりしんだ。
あいつ…朝日奈とか言ったか…どっかで聞いたことがあるような気はするけど…
とにかくもう関わりあいたくない。
今日の俺はどうかしてた。
あんなところで時間を潰して、名前まで名乗って。
挙句にあいつと会話を…実際は会話になってなかったな。
俺が合わせてたような…
くそっ!やっぱり今日の俺はどうかしてる。
あんな変な女にペースを乱されるなんて。
栄翠の生徒のくせにあんな時間に外にいた事もおかしい。
どうしてあんな時間に…
いや…朝日奈、静菜?
それって確か…1学期の最初の頃、誰かが話してなかったか?
学年トップの女が、変な奴で話しかけても会話にならないとか…それが朝日奈とか言ってたか…
他にも時間を気にすることなく帰っていくらしいって…
だからか…?
…どっちにしても、あいつも浮いた存在ってことか。
バカバカしい…浮いた存在同士で馴れ合う気なんかない。