ベイビーベイビーベイビー
 

「それにしても熱海でお見合いなんて、テンションが上がらないったらないわ……」

 熱海という響きが、何故というわけでもなく麻美の気持ちを重くしていた。



「それにしても、本当にどうしようかしら?」

 麻美は困り顔で、残りの休みの3日間をどうするかを考えた。

 折角の連休であるのに、地元に留まり、家で過ごすなど、考えるだけで息が詰まりそうであった。


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