ベイビーベイビーベイビー
 

  少し愚痴っぽくそれを百合子に話すと、

「きっとオクテな子なのねぇ」

と、百合子は事が35歳にして独身である理由をポジティブに推測し始めた。

 そして、

「でも、そういう子なら浮気の心配はないわよね」

と、推測の上に推測を重ねた。


 果たして事実はどうなのだろうか?
 まだ社会に然程精通していない麻美であったが、しかし小島に何やら強かさのようなものを感じてならなかった。







< 260 / 475 >

この作品をシェア

pagetop